個人事業主のfreeeを使った確定申告のやり方のお勧めの流れを結論から
まず始めに個人事業主になったら行うべき確定申告の流れは以下の通りです。
①売上と経費を使った記録を全てfreeeに打ち込み、その経費分の証拠となるレシートや控え、領収証は月別に分けれるファイルに丁寧に保管しておく
②控除の対象になるような年金や保険料の支払いの控えもそれぞれファイルに集めておく
③確定申告の時期になったらfreeeの指示に従いながら確定申告書を作成しプリントアウトする
④不安な点があれば、お近くの確定申告相談会にプリントアウトした確定申告書を持っていき、税理士さんに無料でチェックしてもらう
⑤確定申告書を管轄の税務署に提出
確定申告とは?必ずしなければならないのか?
確定申告とは、
”所得税及び復興特別所得税の確定申告は、毎年1月1日から12月31日までの1年間に生じた全ての所得の金額とそれに対する所得税及び復興特別所得税の額を計算し、申告期限までに確定申告書を提出して、源泉徴収された税金や予定納税で納めた税金などとの過不足を精算する手続です。”
と、公式のホームページから拝借しました。
企業に属している状態では、会社が自動的に所得税や年金、健康保険料を天引きしてくれていたのに対して、特に、企業に属さない状態での売り上げがあり、収入を得ているとすると、その売上高と経費をこの確定申告で自分で申告して、それに応じた税金をしっかりと自分で収めましょうと言うのが個人事業主での確定申告の役割となります。
特に、年間で20万円以上の所得が発生している場合は確定申告が必須となりますので気をつけましょう。
詳しい要項は公式のホームページをご覧ください。
このプロセスを行わずに税金を収めなかったり、このプロセスを不正に行い税金の額を減らしてしまうのがいわゆる脱税と言うところになります。
確定申告をしておいてよかったと思ったこと
初めて個人事業主となり、まず難しそうだなと思うのが確定申告ですが、キチンと確定申告をすることにはメリットが多くあるので、正確に行ましょう。
freeeと言うソフトを使って確定申告を青色申告で行ってよかったと思うことを上げていきます。
・売り上げと経費の取引を全てソフトに記入することによって、年度毎の実績がわかりやすく記録される
・確定申告を行うことにより、納税証明書や所得の証明書が発行され、クレジットカードや賃貸の申請、給付金の申請をスムーズに行うことができる
・2~3年確定申告をして所得を証明できると各種ローンの申請が通りやすくなる
・自分の仕事を通して得た売り上げで納税していることは、とても自信になる
逆に、確定申告を行わないと言うことは、完全に個人の事業一本でやっている場合、所得を証明する手段が一切なくなってしまうのでとても信用度の低い人となってしまい精神衛生上もよくないと思います。。
青色申告と白色申告とは?
申告方法は2つ、少し簡単な書式の白色申告と、取引を細かく報告する青色申告とがあります。
帳簿の付け方が変わるのですが、より細かく帳簿をつける青色申告の方が控除額が大きく、freeeで記録する場合は勝手に複式簿記として完成されており特に難しくないのでお勧めです。
2021年度からは更に、青色申告で電子申告のe-taxを使用すると65万円の控除、紙での申告を提出すると55万円の控除とギャップがでてしまうので、是非e-taxでの電子申告に切り替えましょう。
個人事業主が確定申告をして納める税金の種類
・所得税
これはメインの税金となります。売上から経費と控除額を引いた所得に対して、その所得額に応じた税率で所得税がかかってきます。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
1,000円 から 1,949,000円まで | 5% | 0円 |
1,950,000円 から 3,299,000円まで | 10% | 97,500円 |
3,300,000円 から 6,949,000円まで | 20% | 427,500円 |
6,950,000円 から 8,999,000円まで | 23% | 636,000円 |
9,000,000円 から 17,999,000円まで | 33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 から 39,999,000円まで | 40% | 2,796,000円 |
40,000,000円 以上 | 45% | 4,796,000円 |
・復興特別所得税
・住民税
・国民健康保険税
・消費税(年商が1000万を超えている場合)
個人事業主が確定申告のために年間を通して準備しておくべきこと
・売り上げが発生するたびにfreeeに記録すること
・経費を使うたびにfreeeに記録すること
・とにかくレシートを集めておくこと(できれば月別に分けておく)
・年金や保険料の支払いの控えを集めておくこと
これさえ出来ていれば焦らずなんとかなります。
個人事業主の確定申告は税理士さんに頼むべきか?
個人事業主になって、確定申告でわからないことだらけで、その際に税理士さんを雇うべきか?と悩むことも多いと思います。結果として4回ほど自分で確定申告を税理士さんに頼まずやってきましたが、最近では確定申告のソフトがとても発達しており便利なので自分でやってしまっても問題ないかなと思います。
税理士さんに依頼し出すラインとしては、年商が1000万を越え出し、消費税を払う義務が出だしややこしくなってくるラインや、本業が忙しくなり確定申告に余計な時間を使いたくないと思う頃がいいかなと思います。
税理士さんに頼む場合は月額1万円〜2万円もしくは、確定申告の際に12万円前後の一括払いが相場となります。
個人事業主の実際の確定申告のやり方
初めての確定申告はわからないことだらけで不安も多くなると思いますが、一つ確定申告の裏技として
確定申告相談会というのが各地で開催されます。そこでは無料で税理士さんにこれで正しいのか?と相談しながら確定申告を進めることができるので、わからないことが多い場合は必ず参加しましょう。
個人事業主が確定申告をする際にお勧めのソフト freee
結論として、確定申告を簡単に終わらせてしまうためには、個人事業主になるときにfreeeのアプリをダウンロードし、取引を全部打ち込んでしまうことがお勧めです。
スタンダードプランで月額1,000円ほどとなりますが、税理士さんに頼むことと比べ10,000円ほどの節約となっているのでかなりお得に感じています。
無料お試しもあるので、登録してぜひご利用してみてください。
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