25才で脱サラし、現在は自営業でトレーニングジムを運営して3年目になります。今回はアパレル販売員からの転職として選んだジムのトレーナーという職業と初めて個人事業主になったお話です。
結論から申し上げますと、個人事業主として稼いでみるという経験は今後どのようなことがあろうとも絶対にやってよかった経験と言えますし、会社員の人も副業や何かで自分のスキルを使い人の為になってお金を頂くという経験は早めに積んでおいた方が良いと心からお勧めできます。
アパレル販売員からジムのトレーナーへ転職
アパレル販売員からの転職として、ジムのトレーナーを選びました。当時2015年に流行り出したベストボディジャパンというコンテストやサマースタイルアワードという金子賢さんが主催のコンテストに出場するほど、筋トレや運動の魅力にのめり込んでいたからです。アパレル時代にはサファリのような海外のセレブなマッチョが服を着こなしている姿にも憧れていたこともあり、筋トレと運動によって健康的なライフスタイルを広めることはこの先ずっと色褪せることはないだろうと自信を持っての転職でした。実際そのコンテスト等でジムのトレーナーとして成功し、自分のジムを持っている人たちのお話や年収など聞いた上での決断でした。当時の感想としては、とても働き方が自由で、経営者としてもかっこよく、年収もみんな月に60万ほどと高く、とても理想的なスタイルだなと思いました。
初めての個人事業主
初めての個人事業主
このとき初めて個人事業主という働き方を知ることとなりました。会社の社長でもなく、アルバイトでもなく絶妙な立ち位置の個人事業主という働き方は自分にピッタリと感じました。法人を設立せずに自分で事業所得を得るというところが定義に当たるのですが、いきなりこのスタイルのみで収入を得るのは少し怖いと思い、フィットネスクラブのアルバイト+パーソナルトレーナーとしての個人事業所得という形でのスタートを切りました。当時23歳頃ですが、意外とアルバイトのメンバーは同世代の人が多くとても居心地はよかったですし、同じく個人事業主としてすでにそれだけで生計を立てている先輩がいたのでとても参考になりました。
パーソナルトレーニングというサービス
フィットネスクラブでの個人事業主としての収入の得方として、パーソナルトレーニングサービスは社員さんやアルバイトが行うものではなく、個人事業主として登録されたトレーナーが完全に歩合でやるような制度となっておりました。ですので、お客様に対する営業はフィットネスクラブで行わないといけないですし、パーソナルトレーニングの依頼がないと売り上げや収入はないということになります。
当時はパーソナルトレーニング１時間で6000円という料金体系で、そこから7割をもらえる報酬体系だったので１時間で約4800円とかなり単価の高いお仕事となってました。
個人事業主になったときにしたこととすべきこと
個人事業主になったときにすべきこととしてよく挙げられているパートだけでいうと、お金回りの不安が増えたり、各種クレジットやローンの信用度がとても下がってしまうので、そこは要注意です。
①クレジットカードや必要なローンは会社員や収入が安定しているうちに通しておく
普段現金しか使わないよという人は別ですが、キャッシュレスやオンライン決済は相当便利になってきてますし、クレジットカードしか受け付けないという機会もまれに出てくるかなと思うので予め作った上で退職等をするのがお勧めです。また、そのクレジットカードを毎月ある程度の金額を使い、しっかりと返済をすることでクレジットヒストリーを綺麗に保てれば、次のクレジットカードの審査や、賃貸の申し込みにもかなり有利に利用できるのでお勧めです。
②労働時間も不規則になるので生活のルーティーンを安定させておく
個人事業主となると、今まで決められた勤務時間やシフトで動いていたところからいきなり自分で全てをコントロールしないといけなくなります。これが個人的に悩んだ二点目になります。特に空き時間ができてしまったときにすることをタスク化しておき、時間の有効活用を心がけましょう。
③確定申告があるのでレシートを集めておく
④貯金は最低でも生活費の半年分は貯めておく
⑤沢山本を読み、自分の専門知識のブラッシュアップと営業法を固める
・営業の魔法
営業とは、お客様の為になること、問題を解決すること
・人を動かす
人に喜んでもらう秘訣であったり、人に好感をもって話を聞いてもらえるあれこれが載ってます。原作は少し読みづらかったので超訳がお勧めです！
収入が確定していないという恐怖を乗り越えれるか
自分のやりたい仕事で個人事業主としてお客様に貢献しお金を頂くということはとても幸せなことですが、収入が確定しておらず、上がり下がりしてしまったり、時にはめちゃくちゃ減ってしまうということは思っているよりもストレスになりますし、絶望的な恐怖を感じることもあります。
①売り上げが落ちてしまっても本当にしたい仕事なのか
②売り上げが下がってしまっても次の仕事を探し出す期間の貯金はあるのか
③新規のお客様を探すための施策はあるのか
などなど、気持ちの面での安定できるように、実際のモチベーション戦略、プライベートの経済的戦略、売り上げを立てる経営的戦略とあらゆる観点から状況を整えておくことが大切です。
感じたメリットとデメリット
メリット
・上手くいけば勤務時間や収入をコントロールでき、やはり収入が高くなりやすい
・お客様の問題を解決し、喜んで貰わないと次の仕事がないのでスキルの磨き方が段違いになる
・会社に依存しない収入の糸口を作ることができるのでリストラの心配等が少ない
デメリット
・最初は収入の不安定さが耐え難いほどメンタルに悪い
・勤務時間や拘束時間が長くなってしまう可能性がある
・クレジットカード等の信用度が下がる
まとめ
仕自分が結果を出せないと一切収入が入らないという状況やプレッシャーの中で仕事をすることはなかなか経験できないですし、仕事に対する価値観も確実に変わるので挑戦してみてよかったと思っております。
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